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2008年08月19日

東芝REGZA(32H3000)

32h3000.jpg

ふた月ほど前に、15年間使ってきた25インチのブラウン管テレビを東芝のREGZA(32H3000)へ取り替えた。ユーロ2008とオリンピックになんとか間に合ったわけだが、2ヶ月の間使ってみて、もっと早く買えば良かったと思うくらい満足している。

今までブラウン管を使い続けてきたのは、やはり液晶の動画再生に不安があったからだ。大画面の液晶は動きの速い動画だと残像が残って頭痛がする。そのうえデジタル圧縮された映像に特有のノイズが気持ち悪く、人の肌などが不自然につるりとした質感になったり、グラデーションに段がつくのが嫌だった。ショップの店頭でいろいろなメーカーのテレビを見比べてみても、とても我慢できるものではないと感じてしまい、なかなか買い換える気にはならなかった。

動きやSD画像の再生に強いプラズマにしようかと考えた時期もあったが、テレビを置く場所の関係で37インチはちょっと難しい。プラズマは電気も食うし、価格ドットコムなどを見ては、どうするものか悩んでいたのだが、その頃に発表されたREGZAの新型32インチがIPS液晶からVA液晶へと切り替わってしまい、この後は32インチのIPSテレビは入手が難しくなる可能性があると考えて、在庫の残っていたH3000に決めたというわけだ。

個人的に液晶は視野角の広いIPSが一番でTNは論外、VAも真正面以外だと質感や色の表現ではいまひとつだと考えているのだが、PC用でもTVでもコストの高いIPSを採用するメーカーはどんどん少なくなっている。東芝はIPSアルファテクノロジへの出資から手を引いて今後はシャープと組むらしいから、普及タイプの流れとしてはVAに絞っていく計画なのだろう。

REGZAの画質は評判通り素晴らしく良かった。テレビや録画機器での東芝製品は群を抜いていると感じる。HD画像はもちろんだけど、BSアナログやスカパー!などのSD画像でも予想していた以上に高画質だったので驚いた。これはここ最近アップコンバートの技術が急激に良くなったせいもあるのだろう。東芝は次世代のREGZAにCellを載せると発表しているので、そうなるともうブルーレイは必要なくなりMPEG4のDVDで充分と言うことになってしまう可能性もある。

しかし不思議なのは、店頭で見たときの画質の悪さが何だったのかということだ。その後もヨドバシに行くたびにテレビ売り場を覗いてみたが、どの機種も明らかに自宅で見るのとは比べものにならないくらい画質がひどく悪い。チャンネルや入力ソースを切り替えてみても良くならない。他のメーカーのものも似たり寄ったりなので、おそらくあれはBDプレイヤーやアンテナから落ちてきたひとつの元ソースを、分配機で何台ものテレビに振り分けて映しているため、ソース自体の画質が極端に落ちているのではないだろうか。また、明るい店頭では他社製品との対比のために、くっきりとした派手な鮮やかさ(つまりエグさ)が求められるから、画質をノイズの出やすい「鮮やかモード」にしてしまっているせいもあるだろう。

ちなみに自宅のREGZAは「映画モード」をベースにして、全体の明るさを暗くし、コントラストやシャープネスを少し弱めにした。パッと見たときの鮮やかさやインパクトはないけれど、これなら目が疲れないし、サッカーなど速い動きでの残像やデジタルノイズも気にならない。リビングで長時間観る場合はこうじゃないと。やはり微調整は大切で、買ってきた状態のまま設置しても望む画質は得られないだろう。REGZAは簡単にモードを切り替えられるのも賢い。

画質や質感というのは、解像度や解像感とはまた別の尺度になる。その人の好みも当然あるので、テレビやディスプレイの場合は何を基準に「画質がいい/悪い」を決めるかが難しい。液晶テレビの場合は画面サイズが大きくなると、それに比例して画質はどんどん悪くなるのだが、基本的には小さい画面の方が集積度が高まり、画質や質感は高くなる。32インチというサイズは普及型で値段がこなれているのもあるけど、画質から見てもバランスが取りやすいサイズだろうと思う。

もちろん画面が大きくなれば相応の迫力が増すから、大画面も悪くはないのだろうけれど、個人的には「テレビが部屋の主人公」という家には住みたいと思わないので、うちは32インチで充分だった。

32インチくらいであれば、フルHDである必要は全くない。そもそもフルHDのソース自体がまだ少数派なので、フルHDにするのは50インチ以上か、放送されるソースの多くがフルHDになってからで充分。今日の時点ではまだBSアナログやCSなどSD画像の放送局もたくさん残っているし、放送局の機材やシステムを入れ換える必要を考えれば、フルHDが当たり前になるのに、あと5年以上はかかるだろう。

つまり自分が見るソースによってモニターを選ぶ必要があると言うことだ。SDのスカパー!でサッカーを観るのに50インチフルHDの液晶では、かえって粗が際だってしまう。「高画質化はソースが先、モニタは後」が鉄則だ。逆にBDのソフトをたくさん買い込んでホームシアターで鑑賞という人ならフルHDの方がいいだろう。

120Hzの倍速駆動というのも、技術的には付け焼き刃でしかないため、あまり効果はないと思う。この手の補間画像技術は、先の予測できる動画にしか対応ができないから、サッカーやスポーツのような動きの予測ができない高速動画ではほぼ無意味なのだ。役に立つのは番組終了時のテロップくらいだろう。しかしそんなものは見づらくてもぜんぜんかまわない。

REGZAのスピーカーの音質も、気にならないくらいのレベルだ。テレビと一緒にDENONの5.1ch ホームシアターシステム(DHT-M380)を購入したので、音楽番組やスポーツでは5.1の方を使うときもあるけど、やはり切り換えが面倒だし、5.1chを有効に使っている番組はまだまだほとんどない(5.1chの番組自体が少ない)ので、まあ自己満足のレベルでしかないだろう。それでもWOWOWの映画などは雰囲気が出てちょっといい感じになる。

今回購入したREGZAの32H3000にはHDDも内蔵されているので、ちょっとした番組の録画が楽になったのもいい。ただ、うちのようにCATV経由だと、BSがパススルーじゃないのでNHKハイビジョンやWOWOWの録画ができないのが残念だ。CATVはもう少し録画機器との連動を考えたSTBを出さなければ、スカパー!光などに客を取られてしまうんじゃないかな。それに、ダビング10というのも酷い仕組みで、ユーザーのことがまったく考えられていない。権利者側はもう少しユーザーの利便性を考えた上でコンテンツの普及というものを理解していかないと、自分たちの首を絞めるだけだと思うぞ。

投稿者 ef : 2008年08月19日 20:06

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液晶テレビを購入したしました。福山雅治のCMでおなじみの東芝REGZA 37Z7000でございます。下記のefさんのレビューも大きな後押しとなり、REGZ... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2009年02月26日 15:04

コメント

お久しぶりなのだ。
どうでもイイ事かもしれんが、ケビンのカリビアンムーンの動画が見つかって嬉しいので、訊ねましたw

http://jp.youtube.com/watch?v=m-C2Ar4gpi8

では失礼

投稿者 chop : 2008年08月29日 03:54

誰かと思ったら、またエントリーに無関係なコメントを…(^_^)
そっちのブログにレスしておきますね。

投稿者 ef : 2008年08月29日 16:38

先日REGZAを購入しました。いいですね。テレビっこになってしまいそうです。

TBが二つ飛んでしまっています。申し訳ありません。。。

投稿者 toshihiko : 2009年02月26日 15:13

購入おめでとうございます。REGZAは映像関係の人に聞いても評判いいみたいですね。家ではすっかりテレビの視聴時間が増えてしまいました。
Z7000だったら外部HDDへの録画も便利だと思いますよ。

あ、TBは気にしなくて大丈夫です。

投稿者 ef : 2009年02月26日 15:54

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