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2009年03月06日

不思議に悪趣味で美しい映画たち

このところ、テリー・ギリアムの「ローズ・イン・タイドランド」、ティム・バートンの「スウィーニー・トッド」、ガス・ヴァン・サントの「パラノイドパーク」といった、見終わったときに「俺にどうしろって言うんだ!」と思わず叫び出したくなってしまうような映画を立て続けに観てしまった。

この三本は無邪気に他人にお薦めできるような内容ではないし、どれも相当な悪趣味の映画なのだけど、それぞれ作品の質というかセンスというか、出来がものすごく良くて、語弊をおそれずに言ってしまうと面白いのだ。とは言っても誰にでもわかるような面白さではなく、観る人を選ぶような作品だとは思う。

それにしても、これらの作品の美しさといったらない。息が詰まるほどだ。ケレンな映像美や様式美を前面に出した映画は好みじゃないんだけど、テーマはもちろんのこと、シナリオや役者、音楽などを含めた全体のバランスが取れているので、北野武や押井守のように演出だけが突出して映画としてのバランスを壊してしまうことがないのはさすが。やはりこの三人の監督は映画というものをよくわかっているなあと思うのだ。

こういう映画を観てしまうと、エンターテイメントとはいったい何なのか、映画の表現というのはどこへ向かうのか、深く考え込まざるを得ない。それぞれの映画の感想を、ここで中途半端な言葉で語ることは出来ないなあ。お薦めはしないけど、興味のある人は是非。

投稿者 ef : 2009年03月06日 15:45

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