劇場用映画 ちびまる子ちゃん「わたしの好きな歌」


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ヤフオクで劇場版ちびまる子ちゃん「わたしの好きな歌」のVHSテープを入手した。落札価格は1200円。長い間、何とかもういちど観たいと思っていたのでとても嬉しい。

どうやら地方のレンタルショップあがりだったようで、それなりに傷んではいるけど、普通に観るには問題ない。テープが伸びたり切れたりすると嫌なので、さっそくDVDにダビングした。

この「わたしの好きな歌」は、最近ではなかなか手に入りにくくなっているソフトだ。ほかのちびまる子作品と違って、評判がよかったのにいつまでもDVD化されず、VHSも売り切れのままというのは、何か権利関係で再発できない理由があるのかもしれない。

劇場での公開は1992年。俺は吉祥寺のラオックスが入っていたビルの地下にあった映画館でこの映画を観た。なぜいい歳した野郎がひとりでこんな映画を観たのか、理由はよく覚えていない。あれから17年も経つのか…。

ストーリーは簡単で、偶然知り合った絵描きのお姉さんとまる子の出会いと別れ、それに戦時中の童謡「めんこい仔馬」をからめた音楽パートが融合する。まる子のやさしさが泣かせるストーリーの良さもさることながら、もうひとつの見所は、これらの音楽パートで使用されている楽曲の良さとアニメ的な完成度の高さにもある。

音楽パートの挿入曲は贅沢な顔ぶれで、大瀧詠一の「1969年のドラッグ・レース」、チャンプルーDKI(久保田真琴&サンディ)の「ダンドゥット・レゲエ」、細野晴臣の「はらいそ」、たまの「星をたべる」、杉真理の「B級ダンシング」、それに笠置シヅ子の「買い物ブギ」といった、ちょっと子供向きアニメでは考えられない「濃い」選曲となっている。それぞれが素晴らしい名曲揃いで、おそらくさくらももこの趣味が反映しているのだろう。ちびまる子で使われている音楽のセンスのよさは、何年か前にも書いたことがあったなあ。映画全体の音楽は千住明が担当している。

映画全体の監督は芝山努と須田裕美子だが、音楽パートの演出は、後に「クレヨンしんちゃん」や「マインド・ゲーム」を作る湯浅政明などが参加している。とくに湯浅が演出した「1969年のドラッグ・レース」と「買い物ブギ」は湯浅ワールド全開で、アバンギャルドながらちびまる子的な世界観とも融合し、素晴らしくカッコいい。必見のパートだ(ニコ動で観られるようだ)。

今回、17年ぶりにこの映画を見直してみたのだけど、やはり良かった。まる子は怠け者でオバカなところもあるけど、本当はやさしくていい子なんだ、ということがよくわかる。素晴らしい映画だった。ぜひともDVD、いやブルーレイで再発売してほしい。たくさんの子供達にこの映画を観てもらいたいなあ。

映画ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(ウィキペディア)

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劇場用映画 ちびまる子ちゃん「わたしの好きな歌」 への2件のフィードバック

  1. sato のコメント:

    その映画とてもみたいです!とても貸していただきたい!! 宜しくお願いします。

  2. ef のコメント:

    こんにちは。satoさんは私の知り合いの方ではありませんよね?
    映画ビデオなどの貸し借りは著作憲法上禁止されているので、残念ですが、お貸しすることは出来ません。申し訳ありません。
    ヤフオクなどにはたまに出てくるようです。再販されればいいんですけどね。

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